2014年11月03日
豊田まちさとミライ塾を開催しました。



おはようございます。永田農園です。
昨日は豊田まちさとミライ塾の開催日でした。
これは、市内の事業所、グループが思考を凝らしたイベントを持ち寄って、10月〜11月の2ヶ月間、市観光協会と共催で開催するもので、地方によっては「おんぱく」と呼ばれるイベントです。
さて、ながた農園では、イチゴ収穫前にひと仕事してもらいました。
そして、イチゴをいただくのは、年明けとなります。
年明けにイチゴをメイン食材とした「イチゴディナー」の会を実施します。
今はイチゴの 実りが少ないので、こういう形としました。
さて、昨日の内容ですが、俗に「ランナー」と呼ばれるツルを抜いてもらう作業をしました。
より良いイチゴを実らせるためには、いろんな作業をしなければなりません。
決して、植えたっきりでいい実りは迎えることはできません。
わき芽を取ったり、ランナー取ったり、小ぶりな花を取り除いたり。
作業内容としては、少ないものですが、面積も有るし、植物の日々の生育もあるので、エンドレスなものです。
このイベントを、こういう形で開催するにあたり、即日で何らかの恩恵をもたらす事の無い形がどのように受け止められるか、不安でした。
しかし、開催出来たので、一定の評価、理解を得られたのかなと思っています。
僕ら農家の仕事内容には、収穫まで「待つ」という内容もあります。
もちろん、ただ待つだけではなく、生産してる産物なりの管理作業をしながら、待つ事になります。
今回のイベントは、ランナー取った後、2ヶ月間待ってもらい、その後食事会と言う、一つの形、ストーリーを持たせたつもりです。
どんな生産手法でも、変わらない価値観が有ると思いますが、そこを強制と捉えられないようにしないといけないと思うのです。
今回は、至極単純な価値観を感じてもらい、一所懸命仕事をした後の食事の美味しさ、管理した農畜産物への思いを胸に、より美味しく頂いて欲しいと思い、企画してみました。
今回のイベントは事故もなく、皆さん、緊張感をもちながら、楽しく作業をしてくれました。
きっと、今まで以上に美味しくイチゴを頂くことが出来ると確信しています。
参加者の皆さん、開催に尽力くださった関係者の皆さん、ありがとうございます。