2016年12月25日

クルマの技術を農業に

今年の植え付けも終わった9月末、携帯が鳴りました。

相手は、フタバ産業の前社長さんからです。

「モニター募集の機械を一台、永田さんやらないですか?」

20台限定で農業新聞紙上でモニター募集を掛けてたらしく、奥さんが当園のお客さまでもある事から声を掛けてくれたところです。

農業新聞はとってないので、その事は知りませんでしたが、話しには聞いてたし僕もそのとき希望してたので、新兵器を導入しました。

肩、両手首に故障持ちってこともあり、設置作業は四苦八苦しましたが、稼働にこぎ着けました。

その機械とは、温室暖房の排ガスを浄化させて、苗に二酸化炭素を送り込むっていうもの。

クルマの排ガスの浄化処理の技術を応用して作り上げた機械です。

いままであるようで無かった機械です。

従来型は灯油を燃焼させた物とか、ボンベに入ってる二酸化炭素ガスをハウス内全域に行き渡らせる物でしたが、これは、夜に稼働する暖房機から排出されるガスを不純物を取り除き、二酸化炭素だけにして、且つ冷却させるので、不必要な暖房加温をしなくて良いものです。

且つ、暖房機が動かない時は、空気中にもある二酸化炭素を送り込む事が出来ると言う優れもの。

そして、二酸化炭素を苗の根元に直接施用するので、無駄なガスの動きをさせることなく、低いガス濃度で最大限の効果を発揮させる物です。

こういう機械を導入しても、翌日からその効果を実感することは、農業の世界では殆どなく、この機械もそうで、今週に入ってから、少し変化が出始めてきた。そんな事を実感しています。

いい感じなら、施設野菜農家さんに紹介していきたいです。